推しプラ
あなたの[イチ推しプラント]はどこですか?
あなたの[イチ推しプラント]はどこですか?
2024.01.31
生コンワーカーの目線で、近畿地域の<イチ推し生コンプラント(工場)>をご紹介する、新企画『推しプラ』。Vol.9は、広域協組・播磨ブロックの< (株)ヒメコン>(以下、同社)だ。
ひとくちに生コンプラントと言っても、その出荷エリアの特徴や企業の考え方によって経営戦略は千差万別。気をつけるポイントがまったく違う。今回は、住宅地域を中心としたエリアで営業を行う同社で、地域との協調によって共存共栄をめざすポイントをうかがってきた。
同社は、ユネスコの世界遺産リストに登録された<姫路城>で知られる兵庫県姫路市の、ほぼ中央部東側に広がる田園都市<香寺町>に立地。プラントの敷地は香寺町のいちばん東端で、隣接する船津町との境界を流れる二級河川<市川>の右岸(下流に向かって右側)沿いにある。「今は、昔のことを知る社員もいないんですが、ウチの敷地が市川沿いにあるのは、当時の生コンには、川砂などを使うことが多くて、川沿いにある工場が多かったからじゃないかと思います」と、取締役工場長の浦上天志氏は語ってくれた。
もともと香寺町は、土地が肥沃で農業が盛んな土地だったが、幹線道路などのインフラの整備が進むにつれ、播磨工業地帯を支える人々のベッドタウンとして開発が進み、近年は宅地化が進んでいる。
同社はそんな地域で、1959年4月に中西建材として設立。高度経済成長時代を、建材の製造販売をメインとして経営。生コンクリートの製造販売は、1971年7月からスタートされた。設立当時の同社では、市川流域の護岸工事や、道路整備などの各種土木工事が多かったが、その後、日本の土木工事の技術レベルが向上したためか川は氾濫しなくなり、インフラの整備で暮らしやすくなって農地の宅地化が進展、同社も住宅の基礎工事関連の出荷が増え始めた。
しかし、当時の生コン業界は、価格競争が激しく、現・代表取締役の坂本博氏が入社された直後からは長く厳しい時代を過ごされ、当時の苦労を見て、感じてこられた。同社の立地するエリアは、以前は姫路市ではなく神崎郡だったため、組織に属さず個社でやってこられたこともあり、苦しい思いをしてこられた。「出荷しても赤字や、という話しをよく聞いていました」と、坂本氏。現在も、自社でダンプや生コン車を保有して運ぶのは、少しでも材料費の高騰をカバーするためだ。必要なところにはコストをかけるが、抑えるところの手は緩めない。
2015年7月には柴田敬氏(同社の現会長)が社長に就任され、同年、広域協組に加盟された。2018年4月には社名を(株)ヒメコンに改称。2021年、コロナ禍の大変な時期に坂本氏が新社長に就任され、現在に至る。
今は、21社ある播磨ブロックの1社として、出荷エリアであるJR姫路駅周辺などで、広域協組の契約物件が発生した場合はもちろん出荷をしているが、地元の宅地開発や造成工事、住宅の基礎に使われる生コンの需要が、半分以上を占めている。
まだまだ進むと思われる農地の宅地化。地域との共存共栄をめざす同社の姿勢は、変わりゆく街の姿に、これからも寄り添い続けるに違いない。
所在地 | 兵庫県姫路市香寺町中仁野446 |
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設立 | 昭和44年3月 (創業/昭和34年4月) |
代表取締役 | 坂本 博 |
社員 | 26名 (生コン車ドライバー/社員:9名・アルバイト:6名、トラックドライバー/1名、試験・製造・出荷/5名、役員/5名) |
出荷量 | 約25,000㎥/年 |
ミキサー | 1基(2,500L) |
生コン車台数 | 自社保有14台 (10t車:5台・8t車:4台・4t車:5台) |
●代表取締役 坂本博氏
●取締役工場長 浦上天志氏
●技術課長 安部慎二さん
「実は先週末も、地域住民の方々と一緒に、イベントをやってました!」。坂本氏は、笑顔で語ってくださった。推しプラの取材でも、地域貢献の話題はいろいろ聞くが、同社の場合はその次元が違う。祭りへの寄付や場所貸しはもちろん、地域と一緒になってイベントを行う、自社でイベントを企画して提案する、また地域でいちばん元気な<老人会>との日常的な交流など、とにかく他社の地域貢献とは一線を画している。その理由は先にも述べたが、出荷の大部分を住宅の基礎が占めているという点だ。だから大手デベロッパーではなく、地域のハウスメーカーや地域住民との協調に、最大限の注意を払うのは当たり前のことなのだ。ただし、同社の姿勢を見聞きすると、ビジネスライクと言うよりも、同じ土地に住む者として当然のこととしてやっておられ、<誠心誠意>という言葉がとてもよく似合う。
その代表的な事例を2つ紹介しよう。
子供たちが、生コン車のドラムから排出される水とカラーボールに、歓声を上げている写真を見せていただいた。これが、同社が地域の老人会と一緒に開催した地域イベントだ。
イベントで同社は、生コンプラントらしく生コン車やダンプ、重機などを活用したアトラクションを提供した。
「(お祭りなんで)ドラムから水を出すだけだと面白くないので、カラーボールを入れたんですが、そしたら子供たちは大喜びで、ドラムから出てきた水とボールで大はしゃぎ。しかも排出だけでなく、すくって回収するのも手伝いながら楽しんでもらえました。あと、スタッフがしっかりと安全確保をしながら、ダンプの運転席に座ってもらって、レバー操作で、後ろのボテ(荷台)を上げ下げしてもらったんですが、これは子供たちだけでなく、お父さんお母さんにも喜んでもらえて、行列ができていました」。どれも働くクルマ好きの子供たちが喜ぶアトラクションだ。「子供たちが大きくなった時に、『ここの工場、むかし来たよ』って言ってもらえたらうれしいですね」と、微笑む。
このような大きなイベントは、コロナ禍以外は毎年1回やっておられた。今回は久々の開催だ。「今回は老人会から直接、『ヒメコンさん、一緒にイベントしてくれへん?』と、オファーをいただいたので、できることは協力させてもらいますということで実現しました」と、浦上氏。
それにしても、同社に対する老人会の信頼の厚さは素晴らしい。その裏には並々ならぬ努力があったに違いない。坂本氏にうかがうと「ウチは仕事で、皆さんの生活道路を使わせてもらっていますので、年に何度か『ご迷惑をおかけしています』ということでお菓子を配ったり、ちょっとユンボを使いたいということであればお貸ししたりと、できることはやっています」。もちろん重機の貸し出しも無償である。
「ウチは住宅街で営業をさせていただいているので、やっぱり住民の方々との良好な関係を維持しないとやっていけません。なのでそこはいちばん考えてやっています」。また、坂本氏や同社の社員たちは、中仁野の公民館で毎月行われる、老人会主催の<お茶会>に呼んでいただいて、住民の方々と親交を深めておられる。そんな席で「今度のイベントで、ヒメコンさん何かやってよ、と言われることもあるし、逆にコチラからお願いすることもある」。お互いが、持ちつ持たれつの関係なのだ。
そして、ここまでやるからこその、うれしいサプライズもあるという。
「先日も、老人会の方に枝豆をいただいたんです。それが軽トラに5杯分ですよ(笑)。時期によっては、サツマイモをいただいたり『そこのダイコン、引き抜いて持って帰って』とか、いろいろお裾分けしていただいています。それが美味しくて、本当にありがたいですね」。坂本氏の笑顔が、すべてを物語っている。
中仁野の集落は団結力が強くて、なにかあればすぐに集まって来られる。「この結束力の強さが当地の魅力です。今の子供たちや新しく入ってきた人たちが、この地域の魅力を伝えて、受け継いでいってほしいですね。私たちも微力ながらお手伝いをさせていただきたい」。坂本氏は、地域の未来もしっかり見据えておられる。
もうひとつ、同社が行った面白い企画が、幼稚園児の似顔絵を、生コン車のドラムにプリントする取り組みだ。
これは坂本氏が、たまたま姫路市内の幼稚園(幼保連携型認定こども園<萩学園>)の園長と親交があったため、坂本氏の方から提案され実現したもの。年長さん(5才児)の卒園記念に、園児全員の似顔絵をお互いに描いてもらい、それをまとめて後日、生コン車5台分のドラムにプリントするというものだ。
後日、同社へ見学に訪れた園児たちに、現物の生コン車にプリントされたイラストをお披露目。自分たちの絵に大喜びの園児たちに、坂本氏ご自身が描かれた人気アニメのキャラクターを使ったイラストで、コンクリートの役割などを説明。その後は、しっかり安全対策をしたうえで、ダンプや生コン車への乗車体験を実施。さらに同社の社員が手作りした竹馬や竹とんぼで遊んでいただき、綿菓子、ポップコーンなどのお土産をもらって、大喜びで園に帰ったそう。坂本氏は「今、園長と来年の企画をいろいろ相談しています。せっかくの機会なので、今後も継続したいと思っています」と、目を輝かせて語ってくれた。
ところで、この取り組みは素晴らしい企画だが、実施するのはそう簡単なことではない。いろいろご苦労もある。
「今時のことなので、園長さんや先生に、企画内容や安全対策なんかをご説明して、それを親御さんに連絡して、すべて確認を取っていただきました。例えば写真撮影でもNGの方とOKの人がおられますので、いろいろ課題はありましたが、園長さんも前向きな方で『大丈夫!年長さんを全員連れて行きます!』とご決断いただいて、なんとか実現させていただきました」。坂本氏と園長さんの決断力と行動力が、成功の最大のポイントだ。その結果、「園の歴史上初の試みということで、子供たちだけでなく、園長さんも喜んでいただいて、神戸新聞の取材も来ていただきました」。大好評の企画となり喜びもひとしおだ。ぜひこれからも続けてほしい。
園児たちが訪れた当日の模様は、広域協組のWebサイトにも紹介されているので、そちらご一読いただきたい。
https://www.osaka-kouiki.or.jp/news/5425/
「毎日の朝礼では、安全が一番大事だということを、口が酸っぱくなるほど言い続けていますし、3ヶ月に1回、個別で、安全に対する指導教育を徹底しています。それは社員だけでなく、傭車さんも同じです。ウチの生コンを運んでもらっている以上は、ウチの車ですから」。取引業者と社員を同等に扱っていただけるのは、大変ありがたいことだ。そして、周辺住民に対する安全対策についても、しっかり対策を取っておられる。
「今日ここへ来ていただくのに、国道312号から細い道路を入って来られたと思うんですが、このあたりはご高齢の方々の散歩道になっているんです。それでウチは、この道路をけっこう頻繁に使わせていただいているので、車両が中仁野の集落の中に入ってきたら、<全ての車両は徐行>するという独自のルールをつくってそれを徹底。住民の方にはきちんと説明をさせていただき、ご理解いただきながら、仕事を続けています」。そしてそのルールは、生コン車だけでなくバラ車も、材料などを搬入するダンプも同じだと、浦上氏はいう。
同社の安全対策が上手くいっているかどうかは、<地域貢献>の項目で紹介した、地元住民との良好な関係をご覧いただければ納得いただけるに違いない。安全対策も、優しさとコミュニケーションが重要ということだ。
生コンプラントにおける環境対策として、よく行われているのが排水対策と残コン処理だ。もちろん同社でも、同様の対策は行われているが、特に興味深いのが残コン・戻りコンを活用した<ベトンブロック>の製造販売だ。残コンを豆腐と呼ばれる<㎥ブロック>として製造販売する会社は多くあるが、このような付加価値をつけたものは珍しい。
べトンブロックは、最近、新たに導入されたオランダ製の専用型枠を使うことで上面に凸型、底面に凹型をつけた形状(写真参照)で、子供に人気の某ブロックのような形状のコンクリートブロックだ。凹凸の噛み合わせと約2t400kgの自重で、一般的な㎥ブロックよりもしっかりと組めるという。
「もともとの趣旨は残コンの処理なんですが、キレイなブロックだし安いので、需要は高まると考えているんです。よく使われる土止め以外にも、スクラップ置き場の仕切り壁として使ったりできる。もちろん置いてるだけなんで、移動もできるから、用途はいろいろ考えられると思います」。
同社ではこれまで、残コンをクラッシャーで砕いて、リサイクル材(再生骨材)として販売しておられたが、今後はこれまで通りのリサイクル材とべトンブロックの2商品で、資源の有効活用と販売の一石二鳥をめざす。
はじめたばかりの取り組みで、販売はこれからだが、使い手のアイデア次第で用途が広がるため、今後の動きに期待が高まる。
「ウチは<仕事で笑おう!>をモットーにしているんで、やっぱり社員さんにとっていい環境の会社、過ごしやすい会社をめざしています。社員皆が笑顔で仕事をしてくれたら、それ以上のことはありません」と、坂本氏。社員の笑顔にこだわるという考え方は、働く者としてうれしい姿勢だ。具体的に聞いてみよう。
「2022年にトイレをリフォームして、男女別に分けました。社員にもお客様にも、気持ちよく使っていただけるように。で、翌2023年のはじめに食堂兼休憩室と、会議室をキレイにリフォームしました。あと、コロナ禍でできなかったんですけど、社員旅行も2024年には企画しようと考えています。まぁ、そう言っていても、皆が来てくれないかも知れませんけど(笑)」と、坂本氏。「ウチは社員同士で飲み会や食事会なんかもよくやるんですけど、これは社員同士の仲が良くないとできませんよね?」と、浦上氏も微笑む。確かに土日に会社の行事を行うことは、嫌がられることが多い。しかし、普段から皆が仲良く接して笑顔で働いていれば、たまの休日行事も、そんなに嫌がられることはないのでは?結局は、コミュニケーションの問題ではないだろうか。同社のように、社内が和気あいあいとした関係なら、社員旅行もきっと楽しんでくれるに違いない。
このように社員が気になるのが休日だ。同社では、まだ完全週休二日制の導入はまだ実現していないが、第一土曜日、第三土曜日が休日になっている。
「昔からの慣習でも、どうしても変えられない部分を残して、あとは時代に合わせて変えたらええと思うんですよ。だから休みも、僕の代からやっと第一土曜日、第三土曜日を休みにすることができました。この業界は昔から土曜日は休みではなかった。でも今の若い人は、土曜日が休みでなかったらまず来てくれない(笑)。そこは変えていかないと、会社が次の世代につながらないですね」。
さらに給与面についても、同社は働く人にやさしい。それは資格手当の手厚さだ。
「ウチは資格手当が、他社とは桁違いに高いのが特長やと思います」。工場長の浦上氏は、坂本氏と顔を見合わせて頷く。「大型免許を取れば<大型手当>、コンクリート技士の資格を取れば<技士手当>が、給与にプラスされます。もちろん勉強や試験などの費用も会社持ちです」と、坂本氏。今の時代、やる気を出せば給与が上がるなど、他の業界ではなかなか考えられない。資格や技術を身につけることは、自分自身にもメリットがあるし、資格を持った技術者が増えることは、会社にとっても<信頼>というメリットが生まれる。そして技術継承も事業継承もきっと上手くいく。こういう職場が、働きにくい訳がない。
どこのプラントでも若い人に来てほしい。ところがなかなか動けないのが実態だ。しかし同社は、待っているだけではない。その取り組みが<インターンシップ>だ。
これは今回で3回目となる取り組みで、ブロック内のプラント間で持ち回り制によって行われている。学校名は出せないが、今回の取り組みでは2023年11月に、34名(内、女子12名)の高校2年生(3年生はすでに決まっているため)をインターンシップとして受け入れる。
ところでこのインターンシップ、1プラントだけでは、なかなか受け入れてくれないという。
「やはり学校側としては、継続して受け入れ可能か?という部分が心配なんです。だから我々もブロックで対応します。大手企業は毎年何十人と採りますが、生コンプラント1社では相手にしてくれません。だから僕らは、資料を持って1校ずつ足運んで、先生方に『どうですか?』って聞いてまわるんです」。ほんとうに地道な作業だ。
「最初にプラントと高校とのパイプをつくられた方は、数年かかったそうです。僕らは、その人からの引き継ぎでやらせてもらっています。だから僕らにとっては、大事なイベントですが、生徒たちにとっても、仕事体験を通して自分の将来を考える機会となる、大事なイベントなので、ぜひ成功させたいと思っています」。坂本氏や浦上氏たちが練り上げたカリキュラムに間違いはないはずだ。
そしてこの取り組み、学校からの要望は多いが、なんとこれまで他のプラントでは採用の実績があったという。
「朝は9時以降、終わりはクラブ活動がはじまる時間までとか、学校からの要望がいろいろあって大変なんですけど、なんとか成功させたいですね」と、坂本氏。地域イベントの後で大変だが、明るくパワフルに頑張っておられる。「今回やってみて、2人でも3人でもウチに来ていただけるなら、すべて受け入れるよう体制を整えてのぞみます」と意気込む。新卒の人材は、このような地道な活動をしなければ、なかなか確保できないということだ。
取材の最後に、坂本氏に今後のビジョンをうかがうと、「今後のビジョンとしては、一番に、新プラントの計画ですね」。えっ?!設備投資?!そんな、意外な答えが返ってきた。
「なんせ、今、稼働中のバッチャーが平成9年製ですし、プラント(全体)を新しくして、これからの脱炭素問題にも、しっかり対応して行かなあかんと考えています。もちろん品質の安定は意識しますが、それだけではなく、先ほどお話しした残コン・戻りコンの有効活用、リサイクルなんかも含めてSDGsや環境問題を意識して、先を見つめたプラントを計画していかないと、時代についていけなくなると思っています」と、坂本氏は一気に語ってくれた。そして「それとここは市川沿いなんで、上流で雨が降ると、駐車場まで水が上がってくることもあります。今は車を移動したりして対応していますが、今後のことを考えると、BCP(事業継続計画)と言うんですか?もっと災害に強いプラントにしないといけませんね」と、その計画を補足するように浦上氏が語ってくれた。なるほど、単なる設備投資ではなく、自社と地域の将来を見据えた、新プラントの計画だ。
地域に寄り添い、社員に寄り添い、社会に寄り添う同社のビジョン、ぜひ実現していただきたい。
『資格手当が桁違いなので、取得への意欲が湧きます!』
現在、入社6年目の安部さんは、技術課長として試験室で、また現場でバリバリ仕事をこなされている。もともと試験の代行を行う業者として、現場でたまたま同社の社員と知り合い、親しくなったのが入社のきっかけだ。その方と親しく話すうち意気投合し、そのうちに同社の社員に欠員が出たため、誘われて転職された。
入社当時、すでに試験の仕事に関してはすべて理解していたものの、生コンの仕事全体について、また工場内の様々な仕事のことがよく分からなかった。入社後には、構内のほかの仕事を手伝う機会もあるため、勉強することも多かったという。
「プラントのこと、材料のこと、書類関係のことなど、覚えることが沢山あったんですが、皆さんが丁寧に教えてくれたので、分からずに悩んだりすることはありませんでした。すごく人間関係が良い会社だと思います」。笑顔で語ってくれた安部さん。すでに、コンクリート技士の資格を取得されているため、今後は、コンクリート主任技士の資格取得に向けて、頑張っておられる。
「ウチの会社は、資格手当がよそとは桁違いですし、きちんと付けてくれる会社なんで、取得しよう!という意欲が湧いてきますよね。僕もやり甲斐を持って勉強できます」と、ニッコリ。
そんな安部さんのご趣味は、インドアならオンラインゲーム、アウトドアならゴルフだ。
「特にゴルフは、販売店の方と一緒にまわることも多いんですよ」。ゴルフ交流で、業者さんとの関係も良好。休日も充実した時間を過ごしておられるようだ。