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生コン業界の仕事や暮らしに役立つ情報をくわしく。
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2019.02.07
まだ松の内の2019年1月11日、ウェスティンホテル大阪にて、大阪兵庫生コンクリート工業組合と大阪広域生コンクリート協同組合(以降、同協組)共催の「平成31年 新年互礼会」が行われました。写真は同協組幹部とご来賓による鏡開き。
過去に終止符。コンプライアンスとガバナンスの研究で、さらなる発展を目指す。
会場には両組合の組合員、ご来賓、業界関係者からお客様まで、松の内の華やかな雰囲気も相まって、500名を超える参加により盛大に行われた。
互礼会は、両組合の理事長を兼務する木村貴洋氏の「え~、儲かってまっか?(笑)」の一言を受けた、参加者の笑いではじまった。
「(前略)昨年は、色々と苦々しく思う事がございましたが、本日皆さんの前で立ちますと、笑顔が多いなと、業界も構造改善ならびに業績が向上したのだなと思いました。
また、関西では万博誘致が決まり、2025年に向けて生コンの需要も旺盛になるのかなと思います。その前にはIR、神戸でIPP、その間には阪神高速西神線と、非常に需要が見えている。
昨今、世間は景気が厳しいと言われますけど、この業界では目標が決まり、中身が精査され、企業の状態が良い年になると思います。
(中略)昨年の11月の後半に、国税局の調査がございました。我々は国税に調査されても、何も出てこないと思っていましたが、非常に長い時間を要した結果、最後には内容に仮装、隠蔽は無かったと力強い言葉をいただきました。
また、昨年1年間は業界の正常化に努めましたが、長年違法な手段を用いて影響力を持っていた、一部の労働組合に、ようやく当局のメスが入りました。我々は昨日「威力業務妨害対策本部」の看板を下ろしました。今後は司法の裁きに委ねると共に、我々自身も違法な勢力の排除に努め、業界の健全化を図ります。
そして協同組合・工業組合が今後、発展していくために、過去の歩みの反省の上に立ち、コンプライアンスとガバナンスの研究を今年から始めます。今年は、この業界が成熟していく第一歩の年です。元号も4月には発表され、我々は新しく羽ばたいて行きます。(後略)」。
木村氏の挨拶は、苦々しい過去にピリオドを打ち、弱点克服も踏まえ、既に次へのステップへ向けてのみなぎるパワーを、参加者全員に感じさせてくれた。
この後は、ご来賓である経済産業省 近畿経済産業局 産業部 製造産業課 課長 小橋厚司氏、宇部三菱セメント株式会社 常務取締役大阪支店長野原峯明氏によるご挨拶、近畿産業信用組合 本店営業部 本部長 常務理事 康本豊氏による乾杯をきっかけに、食事や飲み物を取りながらの歓談タイムがスタート、多くの業界関係者が新しい年を祝い、業界の新しい門出を確信しつつ親交を深め合ったのち、大阪広域生コンクリート協同組合副理事長 溝尾廣治郎氏による中締めを機に、互礼会を締めくくった。