KURS(コース) /
近畿生コン関連協議会

KURSレポート

KURSや仲間の活動情報をタイムリーに。

KURSや仲間の活動情報をタイムリーに。

  1. <第4回 近畿生コン関連協議会 総会>レポート

2021.12.29

<第4回 近畿生コン関連協議会 総会>レポート

2021年も残すところわずかとなった12月11日(土)、KURS(コース=近畿生コン関連協議会)とKLWS(クルーズ=関西労供労組協議会)の幹事、加盟各労組の代表者が、全日本建設交運一般労働組合関西支部(以下、建交労関西支部)会館2階ホール(大阪市淀川区)に集結し、この1年の活動の総括と、次年度の春闘へ向けて運動方針を提起し、KURSとKLWSの強固な意思統一を図る目的で、<第4回近畿生コン関連協議会 総会>が開催された。

この1年は、7月に連帯労組関生支部武建一前委員長への懲役3年・執行猶予5年の有罪判決、10月には武氏の委員長失脚、そしてその連帯労組との決別からKURSの立ち上げまでをリードしてきた、連合交通労連関西地方総支部・生コン産業労働組合(以下、生コン産労)の顧問(初代KURS議長)岡本幹郎氏の逝去と、近畿地域の生コン関係者には感慨深い1年となった。

まず冒頭で、KURS事務局次長(生コン産労書記長)の寺岡正幸氏の呼びかけで、去る12月4日に、生コン産労永世名誉顧問の称号を贈られた、故・岡本幹郎氏への追悼の意を表し、黙祷が行われた。

冒頭の進行を行った、KURS事務局次長(生コン産労書記長)の寺岡正幸氏。

冒頭の進行を行った、KURS事務局次長(生コン産労書記長)の寺岡正幸氏。

続いて当日の議長に、建交労関西支部副委員長の山内真樹氏が、また当日の書記に、生コン産労副書記長の木村敦豪氏が選出され、ここからは山内議長の進行により議事が進められた。

総会の議長に選任された、KURS幹事(建交労関西支部副委員長)の山内真樹氏。

総会の議長に選任された、KURS幹事(建交労関西支部副委員長)の山内真樹氏。

KURSとKLWSを代表する2人が決意を述べる。

議案提案に入る前にKURS議長代行(生コン産労執行委員長)である北小路敏樹氏が挨拶、この1年の動きや2021年の春闘を振り返りつつ「今後もKURSとKLWSは、共同して生コン安定供給の一翼を担い、業界安定・雇用の安定に取り組んでいきたい」との決意を述べ、KLWS議長(自運労京都支部執行委員長)松居順一郎氏からは、コロナ禍でのKURSのスムーズな議事運営や活動に対する称賛と共に、「我々KLWSは、今後ますます重要になってくる<労供ネットワーク>を中心に、さまざまな課題解決に取り組んでいきたい」と続けた。KURS・KLWSお2人の挨拶の後、本題である議案提案に移った。

挨拶を行う、KURS議長代行(生コン産労執行委員長)の北小路敏樹氏。

挨拶を行う、KURS議長代行(生コン産労執行委員長)の北小路敏樹氏。

挨拶を行う、KLWS議長(自運労京都支部執行委員長)松居順一郎氏。

挨拶を行う、KLWS議長(自運労京都支部執行委員長)の松居順一郎氏。

KURS岡元事務局長が1年を総括し、総会議案を提案。

議案提案を行ったのはKURS事務局長(建交労関西支部顧問)の岡元貞道氏、議案のコンテンツ(内容)は次のとおりだ。

◎2021年春闘の主な取り組み

岡元氏はまず、セメント・生コン業界の概要や大阪広域生コンクリート協同組合(以下、大阪広域協組)の動向などを紹介、続いて「昨年は<産業別モデル賃金>への調印や<非正規労働者の日額引き上げ>、<統一ヘルメットの着用推進>、また<ビデオ版生コンワーカーの実務>と<ガイドブック>の作成・配布。またWebサイト『結』の高い閲覧状況と、そこに連載した『偽装労組』については、Vol.1~Vol.50までを1冊にまとめた【完全版】を1,500部作成し、全生連やセメント新聞などのメディア、セメントメーカーその他関係する上部団体などを中心に配布しました。そしてKURS・KLWSは、連帯労組とは今後も一切かかわらないことを宣言、我々のこのような動きが、業界の秩序回復の一翼を担っていると思っています」と、今年度のKURSの動きを解説した。

◎今後の課題

また、大阪広域協組の動向の項目では、「大阪広域協組が適正な利益分配のしくみを確立する、という基本的なスタンスを打ちを出しているので、原材料や骨材業界だけでなく、生コンワーカーに対する配分をどのように獲得するかということが、我々の今後の大きな課題になる」と、<'22春闘>における経済面の好材料を強調した。

このほか、今後の取り組みについては、大阪万博を目前に重要性が増す中での<労供ネットワーク>について、さらに課題としては、「現在、KURSが一般社団法人西日本建設関連オーナー会(以下、オーナー会)との窓口となり、KURS・KLWSが連携して要求交渉を展開していますが、目標としては、我々が1つの団体として、オーナー会と集団的労使関係を結ぶことが望ましい。それには11団体の結束がカギとなるため、<'22春闘>に向けて、我々がどう結束していくかが課題です。この議案もそれにつなげていきたい」と、語り、その他のテーマについても、岡元氏はひとつ一つ丁寧に説明を行い1年を総括、約50分に及ぶ提案内容の説明を終了した。議案は、休憩を挟み、拍手によって満場一致で承認され、次年度の活動と春闘へと託された。

その後、KURS・KLWSの幹事会の役員人事を発表、KURS前議長逝去の後、議長代行を務めていた生コン産労執行委員長の北小路氏が、新しいKURS議長として承認、併せてそのほかの役員人事が拍手によって承認され、ここに新生KURSがスタートした。

議案提案を行った、KURS事務局次長(建交労関西支部顧問)の岡元貞道氏。

議案提案を行った、KURS事務局長(建交労関西支部顧問)の岡元貞道氏。

日額18,000円のガイドラインは、労使の確認事項。

続いて、議案提案を受けて、参加者との質疑応答が行われた。

参加者からは「日額が18,000円と決まっているのに、なかなかそうならない」という主旨の意見が出されたのに対し、岡元氏からは、「日額の18,000円は、オーナー会と取り決めたガイドラインです。この間、実態調査をしたら、労使関係のあるところでも、まだそのガイドラインを切ってるところもあるため、オーナー会に報告して対応してもらっています。そこはオーナー会の菅生(行男)会長が直接話してくれています。ですから皆さんも、そういう事業所があれば教えてください。金額の話をすることに抵抗があるかもしれませんが、主張して当然のことです。実態を持って行かないとオーナー会に話ができない」と、報告を促した。

さらにKLWSの松居氏も「労供の位置づけも、時代と共に、補完的存在から基幹的存在へと変わってきている。だから我々自身も日雇いのイメージから脱却して、基幹的な存在になるように指導していかなければいかんと思います。それによって賃金も条件も変わっていくと思います」と、KLWS側の意識改革の必要性を促しました。まさにこれこそKURS・KLWSの連携力・団結力の現れと言えるのではないだろうか。

日額のガイドラインについて質問を行う参加者。

日額のガイドラインについて質問を行う参加者。

KURS・KLWSの連携力・団結力を、<'22春闘>で発揮。

最後に本日の議長、山内氏がスローガン『コロナ感染防止と組合員のいのちと暮らしを守ろう KURS・KLWSに結集する仲間の要求実現をはかろう』を読み上げた後、KURS副議長(建交労関西支部執行委員長)の本多裕重氏から、「先ほどの質疑応答にもありましたが、どうして実利を獲得していくかは、本日お集まりの単組リーダーが、議案を持ち帰り、各組織の中で伝えていただいた上で各単組からの意見を持ち寄って、次の春闘、また来年の活動に反映できるよう団結を図っていきたい」と、閉会の挨拶を行い、最後に、北小路KURS議長の音頭により<団結がんばろう>を三唱、<第4回近畿生コン関連協議会 総会>を締めくくった。

あいさつを行う、生コン産労の北小路敏樹執行委員長。

挨拶を行う、KURS副議長(建交労関西支部執行委員長)の本多裕重氏。

参加者による<団結がんばろう>三唱で、総会は締めくくられた。

参加者による<団結がんばろう>三唱で、総会は締めくくられた。

武建一連帯労組関生支部前委員長の有罪判決と失脚、そして岡本幹郎KURS前議長の逝去と、我々にとっては激動の1年ではあったが、岡元氏の議案提案のなかでも語られたように、来年度は、賃上げを目玉とする岸田政権が本格始動する。つまり、我々が経済要求を行う環境が整ってきている。政府の追い風を受けるカタチの<'22春闘>をどう勝ち取るか。いよいよ、KURS・KLWSの連携力・団結力の見せどころだ。

『結』編集委員会

協賛団体

PAGE TOP