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近畿生コン関連協議会

インタビュー・対談

生の声から、生コン業界動向や気づきを読み取る。

生の声から、生コン業界動向や気づきを読み取る。

  1. 大阪兵庫生コンクリート工業組合 木村 貴洋 理事長

2018.06.25

大阪兵庫生コンクリート工業組合 木村 貴洋 理事長

続いては、先ほど広域協の理事長としてご登場いただきました木村貴洋様に、今度は大阪兵庫生コンクリート工業組合としてお話を伺いました。

一番のこだわりは“品質”

工業組合はいま大阪、兵庫県の二つで、『大阪兵庫生コンクリート工業組合』という大きな団体となっています。

これは、各県に一つの工業組合でJIS製品、日本工業規格を持っている工場は、技術の発展と普及、さらに品質の保証という面で工業組合を立ち上げました。

尼崎地区が大阪と広く経済的に絡んでいるということで大阪兵庫と。日本では二つの府と県が一つの工業組合を形成するのはまれでございます。

工業組合の役目の一つは品質監査事業ということで、JIS製品として工業規格を持った会社が工業組合に加入している。その中でその製品の精度を上げるということで、品質監査会議を設けています。一般的にはご存じないかと思いますが、『マル適マーク』という認定証を発行して、なおいっそうの品質の強化に当たっているという現状です。

また工業組合では各セメントメーカー、ゼネコン、混和材メーカー、骨材メーカー、それと生コンの製造会社が集まって、これからのコンクリート、どういうコンクリートをつくろうかという提案があります。いろいろなワーキンググループを設けた中で技術の発展、新規の生コンクリートをつくるということで、工業組合の事業としてやっております。

JISという大きな命題がありますから、各工場は品質の安定と管理を徹底的にできるという状況ですね。工業組合が中心となって各工場に普及させていく。それと検査の対象にするということで、安定した品質を目指した中で工業組合を運営しているということです。

いまの時代、何でも安くしようと思えば安くできそうなイメージですが、そこは、厳しく品質というものにこだわるという姿勢ですね。

やはりものを形成するには、いろいろな条件がございます。その条件をクリアできる状況に工場があるのか、また、そういう環境になっているのかが問われます。

工業組合は意見をいろいろ聞いた中で、今後生コンクリートのJIS製品、ならびにマル適マーク、品質監査会議、この三つをうまくコントロールした中で、各ゼネコンさま、使用者さまに安定した品質のものを供給する、また皆さんが共同開発したものを新しく使っていただく。そういう向きでいま現在も事業を発展させています。

どうもありがとうございました。

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