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近畿生コン関連協議会

インタビュー・対談

生の声から、生コン業界動向や気づきを読み取る。

生の声から、生コン業界動向や気づきを読み取る。

  1. '19春闘に向けて

2019.03.06

'19春闘に向けて

2019年3月、KURS(近畿生コン関連協議会)は、発足して2回目の春闘を迎えます。この度の19春闘を進めるにあたり、4労組の委員長が集結しました。昨年の動きを総括し、どのように19春闘に臨むかを語り合っていただきました。集団交渉直前に行われた座談会の模様をお届けします。

労働者・入職者に、魅力ある生コン業界へ。

連帯労組が居ない中、業界を正常に戻したい。

岡元 KURS事務局長の岡元です。本日はお忙しいところお集まりいただき、ありがとうございます。私は今日はコーディネーター役を務めさせていただきます。

さてKURSの4労組で19春闘に取り組むということは初めてのことです。それで一昨年、連帯労組との決別以降、広域協組の方も威力業務妨害ということで、KURSと連携して、連帯労組の蛮行を許さないという取り組みを、昨年1年間やって来ました。それで今年の広域協組の新年互礼会で、木村理事長の方は、対策本部と弁護団の解散を宣言し、連帯労組との争いには、ひとつのけじめがついたということで、今は大阪地裁をはじめ大津地裁などで連帯労組の行為について断罪される裁判がはじまっています。そこで、この1年を振り返って、各労組のトップがそれぞれどう捉えているのかを述べて頂いて、話を進めていきたい。

KURS 事務局長の岡元貞道氏。

本多  連帯労組との関係でいえば我々は共闘、中断という形を繰り返してきた。特に一昨年のストライキと称する彼等の行動の理由が、あまりにも明確にならないことから、我々は支持できないということで決別し、新たにKURSという団体を3労組で立ち上げる中で、やはり連帯労組の良くない本質が見えてきた。何かあれば強権的・集団的に、企業だけではなく個人の家まで押しかけるような手法、それによって、経営している人たちの社会的な地位の失墜などを含めてやっていく手法が、今回の大量逮捕で断罪された。労働組合であるならば、行動ありきではなく、まずは交渉をしっかり進める中で、今の時代背景などもしっかりと見比べた中で、どういうことを進めていくのかを話し合うことが、重要だと認識しています。ここで我々と連帯労組との違いが明確になった。この1年で、我々が試される新たな部分がこれから出てくると感じています。

全日本建設交運一般労働組合関西支部 執行委員長 本多裕重氏

北小路  生コン産労としては、30年来、彼らと一緒に行動したり離れたりする中で、我々に対する連帯労組の圧力、嫌がらせというものを見てきました。そして決別した。連帯労組がやってきたストライキに関しては、生コン産労として容認できないような、行き過ぎた行動も多々ありました。そのような行動により何度も捕まっているのに、同じことをするというのは、時代錯誤と思っておりました。これからも連帯労組がいない中において、我々4労組、労供連の皆さんと、業界を正常にもどしていきたいと思っております。

連合・生コン産業労働組合 執行委員長 北小路敏樹氏

岡元 林さんはこのようなことを見てきて、どのように捉えていますか?

  連帯労組とは昔から、運動方針がまったく違う。でも違和感を持ちながらも仕方がないと思って、一致する点でみんなと集まって行動してきました。でもやっぱり運動方針が違うから、行動が違ってしまうということで、昨年こういう形で決別して1年になりましたけど、やっぱり業界から、排除・根絶しかないと思っています。この業界に関わらないでほしい。根絶はできないなら、別の業種でやってくれということは感じました。

UAゼンセン関西セメント関連産業労働組合 執行委員長 林圭二氏

岡元 レディーミクストから見た今のKURS、また連帯労組をどうみているのかな?

来間  ウチは組織としてまだ新参なんです。元々立ち上げの時には連帯労組にいて、この体制はダメだと言うことで、1人の方が手を上げて出来たのが、我々の関西レディーミクスト労働組合です。その中で私たちも去年から和歌山や京都に行っていろいろ見たなかで、やっぱり連帯労組のやり方はダメだなと感じた1年でした。私たちは労働組合なので、これからは労働者を守るために、しっかりとやっていきたい、そう思うのが今現在の私の心境です。

関西レディーミクスト労働組合 執行委員長 来間輝樹氏

日々雇用に焦点を当てた18春闘は、歴史的第一歩。

岡元 そこで次に、連帯労組との決別から1年、いろんなことが進められ、昨年は18春闘で当初の3労組が4労組になったのですが、昨年は慢性的な人手不足、圧倒的多数が非正規ということで、日々雇用や傭車に頼る就労形態にシフトが変更されて、我々、KURSは春闘を進めるにあたって〈労務コストの平準化〉を目指しました。そして日々雇用労働者に焦点を当て、日額賃金の底上げや福利厚生資金の支給ということで、KURS未加盟の労使関係のところに対しても福利厚生の対象にして、KURSの労供事業以外のところにも18,000円に到達していないところは引き上げていただく、と言うことで圧倒的多数の非正規に対する処遇改善を図りました。

本多  正規労働者・非正規労働者が混在して、さらに圧倒的多数の未組織労働者が業界の中にいるということであれば、一部労働組合に加入している人たちや企業だけが賃金や条件が引き上がる。またこれは応分的な負担ではない。ということで、日の当たらない労働者に対する救済的な春闘になったと言うことでは評価できると思っています。福利厚生でも同じことが言えます。当然いままでそういう機会や交渉の関係すら持てなかった人たちに供与されるということは、業界もそれを行うという英断を下したということもあります。〈ファミリーフェス〉については内容はともかく、ああいうことが今後継続できるようになっていければ、更に業界の発展に繋がっていくと思います。僕は18春闘については、産業的な側面からみたときには大きな評価ができると思っています。

岡元 そこはどうですかね北小路さん。

北小路  やっぱり、この業界は9割方が日々雇用労働者なので、その方たちの賃金、地位向上を目指すためにも、福利厚生資金や日額賃金でアップしていくのは、非常に良かったと思っています。そして〈ファミリーフェス〉についても、労使協調で業界全体を盛り上げるために開催されたことは、本当に良かったと思っております。

岡元 いま2労組の方から、昨年の春闘の評価について大方出されましたので、連帯労組との一定のけじめがついて、これからはKURSと経営者側も、新たな関係づくりをスタートさせる中で、さまざまな思惑もいろんな経営者から聞きます。今年の19春闘の取り組みにあたって、本当にKURSが試される春闘になると思います。KURSとして春闘の必要性について、僕は、我々が労働者の生活を維持していくということのほかに、労使関係の中でいろんなチェック機能が働くことも、労働組合の重要な役目だと思っています。そこで次期春闘にどう取り組むかということを、簡単に述べてもらえますか?今度は来間さんの方から、今年の春闘はどうかということにいて。

来間  今、皆さんがおっしゃられたように、日々雇用労働者にスポットを当てた賃金や福利厚生資金の底上げについても、〈ファミリーフェス〉のような催事についても、非常に良かったと思っています。まぁ、経営者側の思惑はこれから分かってくるんでしょうけど、ウチとしては今後ともKURSの中の一労組として、一丸となって、集合交渉をやっていければ良いなと思っています。

岡元 なるほどわかりました。林さんは?

  今年は正念場ですよね。でも一段落ついたことで、これからは経営者側が、KURSに対して新しい見方をしてくるだろうという印象は、挨拶やコメントを聞いていて、僕もそう感じました。でもせっかく日々雇用労働者に焦点をあてた18春闘で成功した形を、本当に理解していただいて、便利使いでなく、正社員と日々雇用労働者を、目的や案件内容によってうまく使い分けてほしいですね。

まぁ、時代背景もありますけど、そうじゃないですよと言うことを、見せる年だと思います。

過去を反省しつつ、対話を軸に、対等に。

岡元 先日の事務折衝では、19春闘統一要求は統一要求で答えていくと言うことが述べられており、交渉形態は昨年と同じように集合交渉ということは確認をしてきました。連帯との決別から1年、昨年の春闘の評価、それで19春闘をどう取り組んでいくのかと言うことをそれぞれ述べられたので、岡本議長より、19春闘に取り組む必要性を含めて、まとめ的な意見、見解を出してもらえたら……。

岡本  今年の組合としての要求は厳しい対応を求めていきます。しかしその中で力関係は均衡な状態で、対話をしなければいけない。

労働側はそれぞれの組織の事情がありながらも、それに見合った便宜を図っている。事業者側はどうだろう?事業者は利益を追求するのが本分。その手法もバラバラ。また労使関係があるところだけの要求ではなくて、先程から話題になっている日々雇用の問題。これは業界として正常じゃない。ここを基本に置くべし。事業者としてどうあるべきかと、過去来、連帯労組の戦略にどっぷりとセメントメーカー、輸送事業者、バラ業者、みんなが乗っていった。そしてその一端として労働組合側の責任もある。そういう状態で、あるべき労働条件を含めて、春闘で主張していく。

ただし業界を発展に導くには、対立型ではいけない。それをじっくりと話合いを軸にした中でやる。事業者側も個々の形態がある。地域差もあります。労使関係の有るところ無いところの意識の差がある。それぞれの事業状態をオープンにする必要はないけど。業界のあるべき姿としての日々雇用の考え方を聞かせてほしいと、私たちから聞いていく必要がある。それはアドバイスも含めてやる。労供労組9団体でやっていますが、実質は、労働組合の体をなしていないので、要求を出せる状態ではない。そことの協調を、今回KURSでどう取り組むのかということです。今期は再スタートだと思う。私も武氏とは半世紀の付き合いがあり、皆さんに対して大きな責任がある。ここに踏ん切りをつけて去っていこうという意識をもっていますので、皆さん、頑張っていきましょう。

KURS 議長 岡本幹郎氏

岡元 集合交渉は対等な場ですから、議長も言われたように、対話を軸にお互いが是々非々(良いことは良い、悪いことは悪いと公平な意見)を言って、お互いが思いを述べて、問答するという交渉形態になっていけばと思っています。

話はちょっとそれますが、今は岡本さんもKURSの議長をやっていますけど、50年来の付き合いで武氏を見てきた。それで業界の側からよく言われているのは、もちろん連帯労組は、平和を乱す行為をやった責任があるけど、それを止められなかった側の責任もあると、こう言われている。岡本さんが言った通り責任の一端はあります。だからそこは我々はこの1年、業界側と一緒に、その反省の立場に立って対策を講じてきた。労働組合にあるまじき行為は絶対に許されない、許したらあかんとやってきたのは、反省があってできることやと思う。そこはそう思わないと。皆さんはどう思っていますか?

本多  連帯労組の行動を見れば、当然そうです。我々建交労とは、運輸一般時代に一緒やってきたけど、連帯労組が執行部をやっている時に不明瞭な会計が出たことに端を発して袂(たもと)を分けた。その間、労組間同士で激しい裁判闘争や、現場でのイザコザも含めてたくさんやってきた。例えば連帯労組は、自分たちも労働者なのに何かあれば労働者の首を切れと迫る。そういうやり方で、1つであった塊が分断された。労働者同士の分断ですよ。でも立場的に言ったら、労働者は資本を持たない弱い立場だから、大きな塊の中でどう出来るかということ。これが無かったら経済力を持っている経営者側と対峙できないわけで、今回はそういったところも考えて、しっかりやっていけたらと思っています。

岡元 先ほど岡本さんも言われたように、振り返ってみて反省点はすごくあって、もちろん我々も何もしてこなかったわけでもないけど、反省の立場に立たなかったら、この1年の取り組みも出来なかったということも事実だし、この辺は経営側にもきちっと見て、評価すべきところは評価していただきたいと、僕はそう思っているし、そうでなかったら僕らも一生懸命に取り組めない。そういう点ではこの1年、本来あるべき姿に戻ったと思っているし、一緒に色々ってきたので、そういう評価でまとめておきたいと思います。それで、あと次期春闘にどう取り組むのかということで、先だって事前折衝を、岡本さんと寺岡さんと私と本多さんとでさせてもらって、今年の形態は集合交渉で行う事となりました。それで、この春闘で僕らの中心的な課題を、各委員長が、どう考えているのか、林さんなんかはバラの問題、来間さんなんかは企業内的な考え方もあるだろうし、それぞれ一言コメントを出してもらえたら、いいなと考えています。

本多  当然、正規労働者の賃金引上げは求めていきたい。ただそれぞれが持っている条件にバラツキがあるので、到達点は底上げ的な印象になってくると思います。それと日々雇用者の条件を、昨年から更に平均的なものにどう上げていってもらえるのかということ。当然、人手不足はこの業界だけでなく、昨日の新聞にも載っていましたが、阪急バスは、人員確保のために、今までは有期雇用でしか雇わなかったのに、4月から入る人は全て正規化するらしい。人員確保のために企業が思い切った手立てをとるということが必要だと思います。この春闘では、そのことを経営者がどう考えているのかも問いかけていきたい。それなりに入職できるような条件の整備についても、聞いていきたいと思います。

岡元 建交労の方からは、安定供給のためにも、非正規の正規化は、業界の社会的責任ということでやるべきだということですけど、産労さんは、何か中心的なここがあればだしてもらえますか?

北小路  いろいろありますが、経済要求に関しては、あるべき賃金にどうしたら近づけていけるか、また、低賃金の人の賃上げと、合理化で賃金ダウンされているのを戻すのと、60歳以上の人の賃金を、どうアップするかという取り組みをしていきたい。

岡元 林さんの、バラ関係の問題はどうですか?

  バラセメント関係では、18春闘でも、2つの協同組合にばらけてしまってた部分があるので、今回はそこから統一してもらわないと。まず、一つのまとまりを作ってもらって、そこの代表者を決めてもらって、交渉形態を作らないといけない。その段階から進めていかなければならない。

岡元 先日は、近バラという協同組合が解散したことで、オーナー会の菅生会長からは、広域輸送協におけるバラ部門というセクションを作る必要があると言われていたので、経営側のバラ部門体制どう作るのか、これはこっちの方から説明しないといけないと思います。あと、レディーさんとこの中心的なことはないですか。

来間  ウチは日々雇用労働者の労働組合として、働く側の意識改革と、工場側の意識改革を掲げた上で指導やアドバイスをして、意識改革を進め、その上で、日々雇用の福利厚生を、しっかり要求していきたいと思います。

労働者の権利義務は、業界全体の問題。

岡元 正規の労使関係者の問題もありますけど、やはり、多数の所に焦点を当てるということは全委員長が一致しているので、そこはKURSとしても、要求趣旨説明の時に、メリハリを付けてやっていこうと思います。産労の北小路さんから言われた、今の状態で合理化をやっている所、それと60歳以上の賃金の取り扱いについては、企業間、また労組間でのアンバランスが起こっている問題で、今後そこをどうするかは、オーナー会でモデル労働協約ができて、モデル賃金を作ろうということなので、その中でそれを組み込んで、そういう企業のところは、個別にするのか、全体的に改善すべきだとするのか、三方良しと言っているわけですから、そういうことが取りつけられたら、個別交渉の交渉促進になるので、そういう方向で進めていこうと思います。

本多  先ほど来間さんが言われた、働き手の意識、権利義務の問題は大事だと思います。昨年KURSで安全講習会をやったように、こういうことは継続してしっかりとやる必要がある。僕はよく言っていますが、組織されている労働者は、より良い労働者でないとダメだと。自分たちはしっかりと働き手として義務を果たして、しっかり要求できるようなお互いの総合的な感覚を磨く、そういったことで、経営者の方に機会を与えてもらえるようなシステムづくりに、資本を当ててもらって、我々も協議して一緒にやっていけるよう、この春闘で求めていく必要があると思います。

岡元 求めていく側も今、来間さんも言われたけど、義務の問題は重要ですね。業界の団体の人と話をすると建交労は「適正な能力としては欠けている」とよく言われるのですが、本多さんは要求や権利主張をするのなら、最低限の労働者としての義務を果たすべきと。そういうところは北小路さんどうですか?

北小路  そこはウチも、指導していっています。

岡元 経営側も、そこは一部だけを見て言っている気がする。建交労も全員がダメなことも無いわけで、一部の不届者を見て、それが全てみたいに言われたら、執行部としてはそうじゃないと言いたいわけですよ。経営者が組合のトップを前にして、それだけを拡大して言ってくるのは、一番嫌やね。そこは僕ら常に言ってきたので。100人いたら100人全員がスキルアップ出来ているわけじゃないので、それを全部がアカンように言われたら、やっぱり僕らも、言うことは言わなあかんと思います。そういったところは岡本さん、まぁもう働くことは無いとは思いますが、組合員の権利義務については一番分かっている方やと思いますので、どうですか?僕はそんなこと当たり前で、働いている以上は、適正な能力を発揮しなければ、権利主張できないと思っているんですけど。

岡本  結局、組合の方では、一部は本当に一部なのか?そして会社側に対しては、問題はないのか?まぁ、企業側からは半分おちょくりながらやと思うけど、指摘されたら交渉団が恥かくような問題は、全体の集会でやればいい、みんな同じ業界の仲間と違うのかと言いたい。

岡元 さて後は、これだけたくさんの要求・課題があるので、それを踏まえて交渉をどう進めるか、KURSの4労組が初めて取り組む春闘、ここでどう4労組団結が一丸となって経営側に当たるか、先ほど言われたように予め統一要求出しました、その時に返ってくる言葉なんかも、想定しておかなければならないと思う、そのために僕は事前折衝を何回もやったほうがいいと思う。そのためにはデータ・情報が要る。本多さんとも話していたけど「調査無くして発言権なし」で、どれだけの情報を4労組で共有できるのかと、僕は交渉するときにそれにかかってると思う。

最後にこの次期春闘に取り組む、それぞれトップの決意を述べてもらって、終わりたいと思います。北小路さんは春闘にどういう意気込みで挑みますか?

人手不足を認識して、魅力ある業界に。

北小路  とりあえず人手不足、人がいないというのを企業側にわかってもらって、その中において、どのようにしていくか、どのように人手不足に対応して、やっていくかというのを充分理解してもらった上で、春闘に入っていってもらいたい。

本多  セメント・生コン業界の元請けであるゼネコンは、政府の強靱化政策の進み具合とか東京オリンピック、これからは大阪万博とかで空前の大もうけをしている、また見込まれるということで、我々の業界についても、それにけん引される部分が当然出てくる。資材も上がる。その部分を合わせて、新たな単価が決められてくる。広域協組が今、三方良しという理念の中で、そこで働いている人たちの状況が、本当に三方良しになっているのかということを見る上では、入職者に魅力があるような産業にすることに意義があるし、春闘が安定した環境をつくる協議の場だと思っているので、全体を見る中での19春闘を進めていきたいと思います。

岡元 林さんとこはバラやから、バラの業者にどう1つにまとまってもらえるのか、こちらの側からアプローチが無かったら、すすまない。バラの運賃だってバラバラで、それぞれが競争している、それはやっぱり競争することはないと、運賃の引上げというのは不可能になってくるから、そこは理屈もってやっていかないと、バラの業者さんに言いたいこと含めて、UAとしてはどう考えてますか?

  ウチの場合だと約30台位の車があるなかで、社員が6台しかいない。後は全部、アルバイトと傭車とを使い分けていて、同じ仕事をしている中で歪みが出てきている。運転手同士でもグループができて、まとまりがない中で、非正規の正規化を目指してやりたいと思っています。

来間  ウチの場合は、日々雇用労働者の地位確保、それから労働者側が見たときに、「あの組合にいけば、ちゃんとやってくれるよ」と思われるように、知名度と信頼性を高めて、組合員をたくさん増やしていかなければならない状況なので、私たち組合自体も考え方を新たにして、組織を拡大していければと思っています。

岡元 ありがとうございました。という事で、今日出てきた意見をもとに、19春闘を頑張っていきたいと思います。取り留めないコーディネーターですみませんでした。

全員 いつものことで(笑)。

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