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推しプラ


あなたの[イチ推しプラント]はどこですか?


あなたの[イチ推しプラント]はどこですか?

  1. Vol.5 若さと勢い、グループ力で、KOBEの未来を拓く。

2023.09.15

Vol.5 若さと勢い、グループ力で、KOBEの未来を拓く。

生コンワーカーの目線で、近畿地域の<イチ推し生コンプラント(工場)>をご紹介する、新企画『推しプラ』。Vol.5は、広域協組・神戸ブロックの< (株)東神戸宇部生コン>(以下、同社)だ。

企業はその成長ステージによって、様々な表情を見せるが、同社はまさに、若さ溢れる創業期。代表取締役社長の地神秀治氏(神栄グループ代表取締役、広域協組副理事長)が、リクルートを意識してつくられたという社屋は、いい意味で、これまでの生コンプラントの常識を覆した斬新なデザインだ。

そんな真新しい社屋で、忙しい地神社長に代わって実務を取り仕切る、ご子息で取締役常務の地神秀人氏に、お話をうかがった。

取材では終始笑顔で対応いただいた、取締役常務の地神秀人氏。入口の壁面には、美しい大理石が。

取材では終始笑顔で対応いただいた、取締役常務の地神秀人氏。入口の壁面には、美しい大理石が。

【会社概要】
新しい社屋と地の利を生かして、街づくりに貢献。

神戸と言えば、エキゾチックな港町<KOBE>のイメージを連想するが、東西に広がる海と山の間には、住宅地や商業施設が広がっており、その間を鉄道や高速道路、幹線道路などの交通インフラが走り、沿岸部には企業の工場や倉庫などが立ち並ぶ、多彩な表情を持つ街だ。

同社は、そんな神戸市東灘区の沿岸部、大阪湾上に浮かぶ、神戸市東部埋立地第三工区(魚崎浜町)と呼ばれる人工島の東端に立地する。以前は(株)関西宇部(大阪市港区)神戸工場があった敷地を、神栄グループが買い取り、地盤から工事を行い、社屋を新築した。しかも素晴らしいのが、その社屋の建設を、工事業者だけに任せるのではなく、秀人氏や社員が作業に参加して、一緒につくられたという点だ。「できることは自分たちでやりたいので、僕も重機に乗ってつくりました(笑)」と秀人氏。社員との絆の強さを感じさせてくれる。今回の取材でも、プラントの紹介をしていただく言葉や表情に、強い愛着と自信が感じられた。

同社は、神戸市を中心に、土木建築事業を幅広く展開する<神栄グループ>のグループ企業として、2019年1月に設立。2021年5月に本格稼働をはじめてから、今年で3年目となる若々しい会社だ。

神戸市内における、神栄グループの生コンプラントは、同社とグループ会社の(株)北神戸生コン(神戸市北区、以下、北神戸)の2社で、ざっくりとだが、北神戸が山側(北区を中心とした北側)、同社が海側(中央区・灘区・東灘区等を含む南側)の出荷エリアを受け持つ。

そんな同社の特長を紹介したい。まずは骨材の海上受け入れだ。

同社の敷地は奥(東側)が海になっているため、骨材が海上輸送で受け入れられるのだ。これにより、骨材受け入れが効率アップすると共に、トラック輸送と比べて、輸送コストを大幅に抑えることができる。

もうひとつの特長は、有料道路の有効活用だ。

海側エリアは、南北方向に狭く、供給が限られているのがウィークポイントだ。しかし同社は、阪神高速湾岸線やハーバーハイウェイなどの乗り口に近いという利点を生かし、現場によっては有料道路をうまく使うことで、東西方向へのスムーズで素早い供給を実現。この難点をみごとに克服し、今ではこれが、逆に同社の<売り>のひとつになっている。

同社は、このような特長を生かして、地域の様々な建築土木ニーズに応えつつ、大きなところでは、大阪湾岸道路西伸部(阪神高速湾岸線の六甲アイランド北以西)の延伸工事は当初からメインで納入し、橋桁や基礎づくりなどに貢献。現在は、神戸港第二突堤に新しくできる神戸アリーナの工事などに納入、また近い将来に予定されているJR三ノ宮駅前再開発工事の試験練りに参加するなど、精力的に事業を展開。現在、年間10万㎥~11万㎥の生コンを出荷している。

同社と神栄グループが存在し続ける限り、神戸の街づくりの前途は明るい。

(株)関西宇部神戸工場だった敷地を、神栄グループが買い取って建てた(株)東神戸宇部生コンの新社屋。

(株)関西宇部神戸工場だった敷地を、神栄グループが買い取って建てた(株)東神戸宇部生コンの新社屋。

骨材を海上輸送することで、効率アップと輸送コストの低減が実現できる。

骨材を海上輸送することで、効率アップと輸送コストの低減が実現できる。

≪プラント概要≫

所在地 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町41-1
設立 平成31年1月
代表取締役 地神 秀治
社員 8名
出荷量 約100,000~110,000㎥/年
ミキサー 1基(3,300L)
生コン車台数 業務委託(グループ企業)
(株)北神戸運輸(11t車3台・10t車30台・8t車13台・4t車4台)

≪ご協力いただいた方々≫

●取締役常務 地神秀人氏
●技術部 濱林宏輔さん

【地域貢献】
島内の<三工会>を通して、地域の安全や災害対応を協議。

  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 12.つくる責任つかう責任
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

同社が立地する神戸市東部埋立地第三工区は、全域が工業地域で、島内にほとんど住民がいないため、ほかのプラントのような町内会や、祭りへの協力、交通誘導などのかたちで地域貢献をすることが難しい。

ただ、同社が立地する第三工区で、周辺の企業が集まって組織する<三工会>に加入しており、地域の安全や災害時の対策について話し合うなどの活動を行っている。三工会には、広域協組に加盟している生コンプラントが4社加入しており、ブロック会や食事など、各社とも親しく交流しているため、4社が連携をとりながら、1年に4回の清掃活動や工区内の環境整備に貢献している。

またグループ会社9社、関連会社3社で構成される神栄グループは、神戸発祥の企業グループとして、各社がそれぞれの地元地域を大切にしている。そのため、グループとしての神戸への貢献という意味では、同社もその一翼を担っていると解釈できるのではないだろうか。

【仕事へのこだわり】
同社も含め、神栄グループ各社は<顧客第一>精神で。

  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 12.つくる責任つかう責任
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

同社の<仕事へのこだわり>を知るには、神栄グループのことを語らずにはいられない。

神栄グループの仕事に対するこだわりは<顧客第一>精神の徹底だ。それは、同社の仕事の端々にも見え隠れするが、分かりやすい例をひとつ挙げるとすれば<夜勤>だ。

神栄グループには、地神代表のモットーである<お客様のニーズに全力で応えたい!>という強い思いがあり、物件によっては突貫工事も厭(いと)わないというスタイルを貫いておられる。しかし以前、グループの核である(株)神栄建設(神戸市兵庫区)が突貫工事をする際、夜間や早朝に生コンが届かないという事態がよく発生していた。そこで地神代表は、お客様のニーズにお応えするために、自ら生コンの製造販売事業に参入されたのだ。

この<顧客第一>精神が、グループ各社に共有されている。そのため同社においても、もちろん毎日ではないが、夜間や早朝の出荷が発生する場合があるのだ。

具体的にいうと、同社がカバーする海側エリアには、阪急・JR・阪神などの公共交通機関、阪神高速道路神戸線・湾岸線などの交通インフラが集中しており、駅の再開発や改修などの工事物件が少なくない。その際、終電が終わってからの工事になることが多いため、どうしても夜勤になってしまう。

突貫工事や夜勤は、できれば誰しもしたくはない。しかし誰かがしなければ、地元神戸の街づくりやインフラ整備が立ちいかない。そんなとき神栄グループは、自分たちのことは一旦横に置いて、お客様のことを第一に考える。だからお客様から信頼されるのだ。そして頑張って一緒に立ち向かってくれた仲間には、全力で配慮もするし厚遇もする。それが同社、そして神栄グループのこだわりだ。

このあとの項目<働きやすさ>で詳しく述べるが、もちろん同社ではこの夜勤の際にも、社員の疲れやストレスが溜まらないように、独自の工夫がこらされているのだ。

【働きやすさ】
社員の負担や、不平不満が出ないよう配慮。

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  • 8.働きがいも経済成長も
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

働きやすさという点でいちばん気になるのは、やはり先に述べた<夜勤>のことだ。なるべく社員の負担にならず、不平不満が出ないよう、どのように進めているかを秀人氏に説明してもらった。

「出荷担当を2班に分けて交代でやっています。終わる時間は物件によって違うため、朝の4時、5時頃に終わったときは、社内にお風呂も休憩室もあるので、そこで仮眠しもらい、もうひとつの班に翌朝からの出荷対応をしてもらう。そして次の夜勤の際は担当する班を逆転するんです。このやり方だと、疲れもストレスも溜まりにくいし、効率的なんです」と、秀人氏。「夜勤を担当する班には、仕事の前に力をつけて気分よく働けるように、同じ釜の飯じゃないですが、出前を取ったり、僕が肉を買いに行って(笑)一緒に焼き肉をしたりしてから仕事に行ってもらいます」。実は秀人氏は、リトルリーグから中学、高校、大学から社会人まで、ずっと野球を続けてきたアスリートだ。チームをまとめるのに、コミュニケーションが大切だということを誰よりも知っている。

もちろん夜勤や残業は、そんなに頻繁にはない。むしろ秀人氏自身は「社員は、基本的に早く帰らせてあげたい」という考えなので、仕事が早く終わったときは、昼から帰ってもらったりすることもあるという。だらだら働くより、同社のようにメリハリがあるほうが、働きやすいに違いない。

また社員の安全についても、「社長からは『人の命に係るところにはお金をかけろ』と言われているので、社内の危険箇所には、他のプラントより高い柵を設けています」。もともと神栄グループ各社は、建設業界としては珍しい<死亡事故ゼロ>の企業グループだ。これなら高所であっても安心して働ける。

そして<働きやすさ>に大きく影響を与えるのが、社員のための施設や制度などだ、同社のそれは半端ではない。詳しくは次の<福利厚生>の項目で確認していただきたい。

【福利厚生】
モチベーションを高める、半端ない設備や独自の制度。

  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 12.つくる責任つかう責任
  • 13.気候変動に具体的な対策を
  • 14.海の豊かさを守ろう

同社の<福利厚生>は、なにより社員用施設が充実していることだ。

社屋の1階にはドライバー用休憩室や食堂、喫煙室、2階・3階には休憩室や浴室、キッチン、会議室を設置。同社には女性社員も在籍しているので女性用トイレや更衣室も完備している。

休憩室や会議室は常に開放しているので、仕事が空いているときは、休憩や資格取得の勉強などに利用が可能。もちろん資格取得にかかる費用は会社持ちだし、資格を取れば手当も付く。休憩室は布団を敷いて仮眠ができるようになっており、隣接する広いウッドテラスでは焼き肉や、バーベキューなどもできる。さらに珍しいところでは、休憩室にゲーム機を複数台置き、部屋の一角にはマシンを備えた筋トレスペースをつくっている。若い社員には人気だそうだ。

そのほかには、社員や家族の負担をできるだけ減らすために、会社が費用を負担して昼食や飲み物を用意している。これもうれしい気づかいだ。

気になる年間休日の設定は、基本的に広域協組のカレンダー通りとなっており、有給休暇は、気を使って取らない人が多いため、有給が溜まっている社員には、秀人氏が声をかけて休んでもらっているという。「上司は若手に任せるのが不安なので休まない。若い人は上司が休まないから休めない。それに若い人の勉強にならない。だから、まず上司から休んでもらいます(笑)」と、秀人氏。さすが社員のよき理解者だ。

また給与にプラスされるものとして、同社ならではの面白い項目がある。<見込残業>だ。普通は発生した残業に対して残業代が計算され支給されるが、同社の<見込残業>は、一定程度の残業を見越した定額の手当のようなもの。しかもそれは残業が定額より少なくても支給される。そして残業が定額分を超えた場合は、もちろん超えた分の残業代がきちんと計算され上乗せされるのだ。

社員に対して、福利厚生がここまで手厚いのは、顧客第一精神の裏に、社員の頑張りがあるからこそに違いない。同社に若い人が集まっているのも頷ける。

トレーニングマシンを備えた休憩室
会議室

トレーニングマシンを備えた休憩室(写真上)ではゲームや仮眠も可能。会議室(写真下)は、会議や研修だけでなく自習にも使える。

【リクルート対策】
若い力の採用に向けて、ホームページや企業紹介ムービーを制作。

  • 8.働きがいも経済成長も
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
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  • 12.つくる責任つかう責任
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

冒頭に、この社屋は、地神社長がリクルート対応を意識してつくられたと書いた通り、同社は、リクルート対策にたいへん力を入れている。

「僕が神栄グループに入ったことで、この会社には、僕の野球関係の人脈で若い社員を5人入れたんですけど、僕らが働いているのを社長が見て、『やっぱり若い人が働いているのはええなぁ…』と感じてくれたみたいで、今年から、僕と社長で、リクルートに力を入れることにしたんです」。最近では秀人氏が主体となって、ホームページをリニューアルして採用の専用サイトを制作、企業紹介ムービーまでつくっている。それだけではなく、秀人氏の大学時代の野球部の監督に、協力を依頼するなど具体的に動きだしているのだ。とにかく、やるとなったら、そのスピード感はどこにも負けない。

【危機管理と環境対応】
災害後すぐに対応できるよう、設備の危機管理を徹底。

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  • 14.海の豊かさを守ろう
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

同社が立地する神戸市東部第三工区は、人工島で周囲が海だ。そのため、骨材の海上搬入等のメリットがある半面、台風や高潮などの被害が心配される。そこで同社は、画期的な対策を講じている。

なんと、通常は1階の事務所内やその近辺に、1ヶ所だけ設置されるバッチャープラントの操作盤だが、同社の場合は、1階と同じシステムが2階にも設置されており、万が一、1階が浸水しても、すぐに2階の予備システムにスイッチできる。だから災害復旧の依頼があったときには、すぐに対応できるのだ。このようにリスク回避策を講じているプラントは、おそらく同社だけではないだろうか。

また浸水に対する危機管理意識は操作盤だけではない。様々な設備機器を1階に設置しているため、現在、敷地全体についても浸水の被害が及ばないように、現在<アクアフェンス>という海外の企業と共に、様々なシミュレーションを行い、最適な対策を考えておられるという。

「まぁ、災害の最中に、出荷してくれという現場はないとは思うんですが、社長の『災害時に素早く対応できるプラントが、1社ぐらいあったほうがええやろう』という思いに応えて、災害が終わった後、できるだけ早く復旧に対応できるようこだわりました」。このほか、プラント内で使われるコンプレッサーも2台設置しているため、1台が止まっても、もう1台がカバーすることで、安定供給が実現できるなど、幅広く危機管理に対応している。ここまで危機管理を意識したプラントも珍しい。このような姿勢が、お客様からの信頼につながるのだ。

そして環境に対しては、生コン車の洗浄水をプラント内で処理し、練り混ぜ水として再利用するなどして、排水を一切外へ出さない<完全クローズド>を実現したり、<チラー設備>を使うことで、練り混ぜ水を冷却し、酷暑期における冨配合コンクリートの温度を下げたりと、独自の環境対応を実施している。

2階に設置されたバッチャープラントの予備操作盤(写真左)。練り水を冷却するチラー設備(写真右上)と、2台あるコンプレッサー(写真右下)

2階に設置されたバッチャープラントの予備操作盤(写真左)。練り水を冷却するチラー設備(写真右上)と、2台あるコンプレッサー(写真右下)

【ビジョン】
事業継承を着実に進めつつ、自社や業界の未来をつくる。

  • 8.働きがいも経済成長も
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 12.つくる責任つかう責任
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

正式稼働してから3年目ということで、まだまだ希望に満ち溢れている同社にとって、今後のビジョンとは一体何だろうか。秀人氏にうかがった。

「やっぱりリクルート対応ですね。とにかく新しい社員を毎年採用したい。それもウチだけではなくて、グループ全体として若い社員を増やして、技術継承をうまくやって、勢いのある会社をつくっていきたい。それと、新人をまずウチが受け皿になって預かって、いろいろ勉強をしてもらった上で、その人に合ったポジションを見つけてあげられるようにしたいですね。ウチが良ければそのまま居てもらって良いし、神栄グループの別の会社に行っても良い。とにかく、この会社をその拠点にしたいんです」。

なるほど、同社だけでなく、グループ全体の人材確保の受け皿になるということだ。人材確保は、いま幅広い分野・業界で、最も重要な課題のひとつ。高齢化が進む今後の生コン関連業界にとっても重要なテーマだ。同社をつくる際、地神社長の立てたコンセプトが<リクルート対応>だったことからも、また社員のことを考える秀人氏の気持ちからも、このビジョンは頷ける。

神栄グループの新しい顔として、また業界をけん引する旗印として、若々しいパワーで頑張っていただきたい。

◎ここが私のイチ推しポイント!

『基本、週休二日制。有給休暇もきっちり取れて助かります』

  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

<技術部 濱林宏輔 さん>

濱林さんは、以前は金属リサイクル関連の仕事に就いておられたが、週末がほぼ休めないなどの理由から転職を考えておられた。

同社へは、濱林さんの奥様と秀人氏の奥様が同じ大学の友達同士で、以前から家族ぐるみの付き合いをしているなかで、この会社が新しくできるということを知り、ぜひ働かせてほしいとお願いして入社。今年で3年目となる。入社後は、技術部の部長と工場長から生コンクリート関連の教育を受け、今では、基本的なことは一人でもやれるまでになられた。「重機でも何でも仕事で必要な資格は、すべて会社で取らせてくれるのがありがたいですね」。今年、濱林さんは、ほかの社員と一緒にコンクリート技士の試験を受けるという。

会社についての思いをうかがうと「とにかくきれいだし設備や機器が新しくて、仕事が覚えやすいのがうれしいです」。確かに、新しい機器のほうが最新技術も使われているし、操作盤なども分かりやすい。ノウハウを覚えるにしても慣れるにしても、早いに違いない。

休日の設定では「基本、週休二日制ですし、有給休暇もきっちり取れるのが助かります。常務が『子供の行事は絶対参加させる!』と言ってくれるんで、休みも取りやすいですね。あと夏休みに、社員の家族と子供たちを呼んで、会社で買った大型のプールで遊ばせてもらったり、バーベキューもしてくれるんで、子供たちも楽しみにしています」。子供たちの話題になると、濱林さんも顔がほころぶ。

その休日の過ごし方をうかがうと、「ウチは息子がラグビーをやっているんで、日曜日は毎週、練習に付き添っています」と、さらなる笑顔で応えてくれた。

転職をきっかけに仕事も子育ても好転した濱林さん。満面の笑顔が、順調な日々を物語っている。

休日に、ラグビーをされているお子様たちとくつろぐ濱林さん。

休日に、ラグビーをされているお子様たちとくつろぐ濱林さん。

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