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近畿生コン関連協議会

新連載[続]偽装労組

偽りの連鎖が、今はじまる。

偽りの連鎖が、今はじまる。

  1. 衝撃!武委員長解任劇とその背景<14>

2022.12.27

衝撃!武委員長解任劇とその背景<14>

武前委員長と関生支部の<暴露合戦>

全日本建設運輸連帯労働組合(連帯ユニオン)関西地区生コン支部(以下、関生支部)と武建一前委員長との間で、ついに暴露合戦が始まった。

武前委員長が代表理事を務める<一般社団法人・中小企業組合総合研究所>(大阪市東淀川区、協同会館アソシエ内)が発行する『提言』2022年12月1日号(電子版)によると、関生支部で「極めて重大なる事が発生している」として、二つの事例を挙げている。

<近酸運輸>、所有地を売却

一つは、関生支部傘下の近酸運輸(株)(小路健太郎代表取締役、兵庫県尼崎市、以下、近酸運輸)の土地が、売却されたというものだ。『提言』によると、近酸運輸の所有地約600坪が、積水ハウスグループの<積水ハウス不動産関西(株) >(大阪市北区、以下、同社)に、4億5,280万円で売りに出されているという。実際、『日本経済新聞』(2022年10月6日付)の<積水ハウスグループ>売却物件一覧に、<土地面積1870.43㎡(約565・80坪)>との広告が掲載されている。編集部の調べでは生コン車が駐車していた近酸運輸は現在、更地になっている。登記簿謄本によると、土地は2022年6月6日付で同社に売却されている。『提言』は、同社への「売り価格は関生支部からは公開されていない」とし、「坪60万円程の価格がなぜこうなるのか」と、疑問を投げかけている。

敷地が更地になる前の近酸運輸 更地になって売却されている近酸運輸の跡地

敷地が更地になる前の近酸運輸(写真上)と、更地になって売却されている近酸運輸の跡地(写真下)。

近酸運輸の跡地が掲載されている新聞広告(写真の赤枠内、兵庫県尼崎市大浜町1丁目)。

近酸運輸の跡地が掲載されている新聞広告(写真の赤枠内、兵庫県尼崎市大浜町1丁目)。

<新淀生コン>の売却ニュースも

もう一つは、大阪市西淀川区にある<新淀生コンクリート(株) >(約2,000坪、以下、新淀生コン)を、三重県のある人物に売却しようとするニュースが、2022年になって入ってきたという。

新淀生コンは、武前委員長が初めて入社、長年所属した生コン会社で、『提言』では<関生支部発祥の地であり、「関生支部の聖地」>と呼ばれている。この土地を売却することは、関生支部が生コン業界から撤退することを意味し、このことは「今、権力弾圧と闘っている仲間、関生支部がまともになる事を期待している仲間を裏切る事である」と指摘している。さらに『提言』には、「関生支部の三役は、組合員に情報を公開しない。それどころか協同組合に対しては、会議が開催されたその日に録音をした物を渡すスパイがいるそうだ。関生支部の三役は自分の事しか考えておらず個々バラバラである…」などと、生臭い話も紹介している。今のところ、『提言』が記載している事柄について、関生支部側からの反論など出ていない。

武前委員長が奄美大島で<鉱山>購入?

さらに、『提言』では、武前委員長が「記事はまったくの事実無根」として、『月刊労働運動』(2022年11月号、全国労働組合交流センター発行)に掲載された、武洋一関生支部副委員長の記事について、湯川祐司委員長と武洋一副委員長あてに、2022年11月21日付で、質問状と別紙資料を送付(回答期限2022年11月30日)したという。同時に『月刊労働運動』編集部に対しても、「2022年11月号に武洋一の記事として黙過できない記事が記載されている」として、質問状と別紙資料を2022年12月号か、2023年1月号に掲載するよう求めたと記載している。

武前委員長が「記事は事実無根」として指摘しているのは、「月刊労働運動」(2022年11月号)に掲載された「10・16関西生コン支部 第58回定期大会を開催!」とのタイトルで記載された、武洋一副委員長による記事だ。同記事には、第58回大会で湯川委員長の主催者挨拶と代議員発言などが紹介されているが、武前委員長が問題にしているのは、二か所。

一つは、湯川委員長が主催者挨拶の中で述べたという以下の内容。「武建一氏が沖縄基地建設に使う鉱山を奄美大島で購入していたことが発覚している。この採石をめぐり住民と対立。このことは知らなかったでは済まされない」とのこと。

もう一つは、<ティーワイケイ高槻生コン分会>の代議員の発言で、「雇われ社長の門田が、広域協組副理事長大山に工場を売却し、工場の解体が強行された。このことは、前委員長の武が了解しなければ成立し得ないことである。分会は、工場を再開するまで闘う決意である」との部分だ。

武前委員長は質問状で、➀湯川委員長が実際に先述の内容の発言をしたのか否か、もし発言したのであれば何を根拠にそのような発言をしたのか明らかにすること。➁<ティーワイケイ高槻生コン分会>の発言の事実があったのか否か、あるとすれば発言者は誰か明らかにすることを求めている。

武委員長、湯川発言は<事実無根>と反論

また、別紙資料で武前委員長は、湯川委員長の挨拶内容について、「荒唐無稽の作り事である。不特定多数の前でこのようなウソを平気で述べる事は湯川氏の体質を現したものであるが、大会で述べるだけでなく、全国誌(『月刊労働運動』)に記事として掲載している。これは武建一への名誉毀損として刑事事件に相当するものであり、配達証明を同人(湯川委員長)に送り、返事によっては刑事告訴を行います」と述べている。また、代議員の発言についても、「名誉毀損行為であるが、名前を明らかにしない姑息な手法を持ち得ている。これも許す事が出来ないので、記事を発送した武洋一氏に、発言者の名前を明らかにする事、事実無根の記事について釈明を求める」としている。

いずにしても、傘下の<近酸運輸>の土地を売却しなければならいほど、関生支部は財政的窮地に陥っているのか、あるいは何か別の理由があるのか、不透明であることは確かだ。

『提言』2022年12月1日号(右側が1面、左側が2面)。

『提言』2022年12月1日号(右側が1面、左側が2面)。

『月間労働運動』2022年11月号(右側が8ページ、左側が9ページ)。

『月間労働運動』2022年11月号(右側が8ページ、左側が9ページ)。

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