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KURS/結からのお知らせ
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2025.06.04
KURS・KLWS作成の<熱中症対策義務化 啓発ポスター>。
地球温暖化による異常気象等の影響により、2025年も猛暑が予想されている。
厚生労働省(以下、厚労省)のデータによると、平成29年(2017年)以降、熱中症による死亡事故が急増(2年連続で死亡災害が30人レベル)で、そのほとんどが、<初期症状の放置・対応の遅れ>であることが判明(厚労省発行の<職場における熱中症対策の強化について>パンフレットより)。
このため厚労省は<労働安全衛生規則>を改正。2025年6月1日より、職場での熱中症対策が、罰則付きで義務付けられることとなった。事業者がこれらの対策を怠った場合、6カ月以下の拘禁刑、または50万円以下の罰金が科せられる可能性があるという。
KURS・KLWSが主体となり、一般社団法人西日本建設関連オーナー会(以下、オーナー会)、大阪兵庫生コンクリート工業組合、大阪広域生コンクリート協同組合(以下、広域協組)、関西広域輸送協同組合(以下、輸送協)の協力を得て、職場における<熱中症対策の義務化>に対する注意喚起を目的とした、<熱中症対策義務化 啓発ポスター>を作成。
ポスターは、厚労省発行の<職場における熱中症対策の強化について(パンフレット)>の内容を参考に、そのポイントを<6つ行動>にまとめ、併せて広域協組の指針を盛り込んでポスター化したものだ。
このような状況を踏まえ広域協組と輸送協では、加盟全社に対して<熱中症対策の義務化について>の文書と、厚労省発行の<職場における熱中症対策の強化について>を配布。
この啓発ポスターは、KURS・KLWSに加盟する各団体へ配布。またオーナー会を通じて、広域協組と輸送協加盟全社に向けても配布された。
●熱中症対策強化の対象
< WBGT(暑さ指数)28度以上または気温31度以上の環境下で、連続1時間以上または1日4時間以上を超えて>実施が見込まれる作業。
※作業強度や着衣の状況、体調などによっては、上記の作業に該当しない場合であっても熱中症のリスクが高まるため、上記に準じた対応を推奨。